Netflix『三体』は登場人物が多く、時代も国も異なる2つの時間軸が交差します。「あの人誰だっけ?」と迷った経験がある方も多いのではないでしょうか。
本作の中心は、オックスフォード大学出身の5人の科学者「オックスフォード・ファイブ」。加えて1960年代の中国で重要な決断を下す葉文潔、諜報機関、そして三体文明に関わる人物たちが複雑に絡み合います。この記事では、登場人物の関係性を相関図とともに整理します。
※この記事にはネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。
→ 作品の全体像は Netflix『三体』とは?あらすじ・キャスト・原作との違いまとめ をご覧ください。
『三体』相関図
物語の内容を読み取れるため、視聴後の振り返り用としてご覧ください。
graph TD
%% --- デザイン定義(見たログ専用:フラット&ミニマル) ---
classDef main fill:#5a4474,stroke:none,color:#ffffff,font-weight:bold;
classDef enemy fill:#ffffff,stroke:#9E2A2B,stroke-width:1.5px,color:#333;
classDef sub fill:#ffffff,stroke:#d1d5db,stroke-width:1px,color:#555;
classDef key fill:#ffffff,stroke:#1F8A9E,stroke-width:1.5px,color:#333;
%% --- ノードと関係性の定義 ---
%% グループ1: 1960年代(過去)
subgraph Past ["1960年代:全ての始まり"]
direction TB
YoungYe("葉文潔【若年期】
(ジーン・ツェン)"):::key
YoungMike("マイク・エヴァンズ【若年期】
(ベン・シュネッツァー)"):::enemy
end
%% グループ2: 三体と組織
subgraph Aliens ["三体文明と信奉者"]
SanTi("三体文明
(サンティ)"):::enemy
Sophon("ソフォン / 智子
(シー・シムーカ)"):::enemy
OldMike("マイク・エヴァンズ
(ジョナサン・プライス)"):::enemy
Tatiana("タチアナ
(マーロ・ケリー)"):::enemy
OldYe("葉文潔 / イェ・ウェンジエ
(ロザリンド・チャオ)"):::key
end
%% グループ3: オックスフォード・ファイブ
subgraph Oxford5 ["現代:オックスフォード・ファイブ"]
direction LR
Jin("ジン・チェン
(ジェス・ホン)"):::main
Auggie("オギー・サラザール
(エイザ・ゴンザレス)"):::main
Saul("ソール・デュランド
(ジョヴァン・アデポ)"):::main
Will("ウィル・ダウン
(アレックス・シャープ)"):::main
Jack("ジャック・ルーニー
(ジョン・ブラッドリー)"):::main
end
%% グループ4: 対策組織
subgraph PDC ["地球防衛・対策組織"]
Wade("トマス・ウェイド
(リーアム・カニンガム)"):::sub
DaShi("大史 / ダー・シー
(ベネディクト・ウォン)"):::key
Raj("ラジ・ヴァルマ
(サーメル・ウスマニ)"):::sub
end
%% --- 関係性の定義 ---
%% 過去の因縁
YoungYe -->|交信・招来| SanTi
YoungYe -->|同志・資金提供| YoungMike
YoungYe -.->|同一人物| OldYe
YoungMike -.->|同一人物| OldMike
%% 三体側の動き
SanTi -->|代弁者・ガイド| Sophon
OldMike -->|崇拝・交信| SanTi
OldYe -->|精神的指導者| OldMike
OldMike -->|指令| Tatiana
Tatiana -->|暗殺・脅迫| Auggie
Tatiana -->|殺害| Jack
%% オックスフォード・ファイブ内の関係
Jin ===|親友| Auggie
Jin ---|ゲーム仲間| Jack
Will -->|密かな恋心・献身| Jin
Saul ---|友人| Will
Jin -->|階梯計画に推薦| Will
%% 対策組織とファイブ
Wade -->|指揮| DaShi
DaShi -->|監視・保護| Jin
DaShi -->|監視・保護| Auggie
Wade -->|作戦利用| Jin
Wade -->|面壁者に指名| Saul
Raj -->|部下| Wade
Raj -->|恋人→破局| Jin
%% その他
OldYe -->|母| Vera("ヴェラ・イェ
(自殺)"):::sub
Vera ---|恩師| Saul
Vera ---|恩師| Jin
ムラサキ視聴後にまた来てね。
登場人物の詳細
ジン・チェン(ジェス・ホン)
オックスフォード・ファイブの知的支柱。天才的な理論物理学者で、好奇心旺盛な性格です。VRゲーム「三体」に最も深く入り込み、三体文明の真実に近づいていきます。
物語が進むにつれ、彼女は人類の未来を左右する中心人物へと成長します。知性と責任感の狭間で揺れる姿が印象的なキャラクターです。
オギー・サラザール(エイザ・ゴンザレス)
ナノテクノロジーの権威。物語序盤で目の前にカウントダウンが現れるという異常体験に見舞われます。この恐怖が彼女の研究を止めるよう迫り、科学者としてのアイデンティティが揺らぎます。
トマス・ウェイドとの関わりを通じて、人類防衛の重要な役割を担うことになります。
ソール・デュランド(ジョヴァン・アデポ)
物理学者で、オックスフォード・ファイブの中では比較的穏やかな存在です。しかし物語後半で、彼に予想外の重大な役割が降りかかります。
原作第2部の主人公・羅輯に相当するキャラクターです。シーズン2以降での活躍が期待されます。
ウィル・ダウニング(アレックス・シャープ)
かつて科学者を志していたものの、現在は教師として働いています。ジンへの秘めた想いを抱えながら、静かに物語に関わります。
彼の選択は、物語の中で最も個人的で、最も切ない展開の一つを生み出します。
ジャック・ルーニー(ジョン・ブラッドリー)
5人の中で最もユーモラスな存在。科学的才能をビジネスに活かし、成功した実業家でもあります。シリアスな物語の中での息抜き役でありながら、彼自身も重大な局面に直面します。
葉文潔(ジン・ツェン/ロザリンド・チャオ)
物語全体の起点となる人物。1960年代、文化大革命で父を失った若き科学者が、紅岸基地から宇宙に向けてメッセージを送信します。この決断が、数十年後の現代に壮大な影響を及ぼすことになります。
人類への絶望から三体文明との接触を選んだ彼女の心理は、本作最大のテーマの一つです。
トマス・ウェイド(リーアム・カニンガム)
諜報機関の指揮官で、三体文明の脅威に対する人類側の司令塔。冷徹な判断を下す一方で、手段を選ばない姿勢が周囲との摩擦を生みます。
オックスフォード・ファイブを人類防衛計画に引き込む重要な役割を果たします。
大史(ベネディクト・ウォン)
現場叩き上げの捜査官。科学者たちとは異なるアプローチで事件に向き合います。ウェイドの部下として動きながらも、独自の人間味と洞察力で物語に温かみを加えています。
マイク・エヴァンズ(ジョナサン・プライス)
環境活動家から地球三体協会のリーダーへと変貌した人物。葉文潔との関係が、Netflix版では原作とは異なる形で描かれています。三体文明の地球侵略を支援する側の中心人物です。
人物関係の見どころ
オックスフォード・ファイブの絆と亀裂
5人は大学時代からの友人ですが、三体文明の脅威を知った後、それぞれの対応が分かれていきます。「人類のために何を犠牲にできるか」という問いに対する答えの違いが、友情に亀裂を生む瞬間は見応えがあります。
特にジンとオギーの関係は象徴的です。科学者として異なる立場から脅威に向き合う2人の対比が、物語に奥行きを与えています。
葉文潔とマイク・エヴァンズの共鳴
人類に絶望した2人が地球三体協会で出会い、共鳴していく過程は、単純な「悪役」では片付けられない深みがあります。それぞれの絶望の根が異なるからこそ、同じ結論に至る説得力が生まれています。
ウェイドと科学者たちの緊張関係
冷徹な諜報機関の指揮官と、それぞれの倫理観を持つ科学者たち。人類を守るという目的は同じでも、手段をめぐる対立が常に緊張感を生んでいます。この構図は、シーズン2以降さらに深まるはずです。
まとめ
Netflix『三体』は、時代と国境を越えた登場人物たちの関係性が、物語の推進力になっています。相関図を整理してから観返すと、初見では気づかなかった伏線や人物間の呼応が見えてくるはずです。
「あのシーンの意味はこういうことだったのか」という発見が、二度目の視聴をさらに豊かなものにしてくれます。
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