Netflix『モンスター: リジー・ボーデンの物語』相関図|登場人物9人の関係を整理

『モンスター: リジー・ボーデンの物語』相関図(見たログ)のタイトル画像

『モンスター: リジー・ボーデンの物語』(Netflix・2026年9月17日配信)で先に押さえたいのは、ボーデン家という一軒の家に集まる線です。家族は父アンドリューと継母アビー、姉エマの3人。そこに住み込みのメイド・ブリジットと、事件の前の晩からこの家に泊まっていた叔父のジョン・モースが加わります。この5人とリジーの距離感が、そのまま物語の土台になりそうです。

配信は Netflix の独占で、全8話が一挙に公開されました。この記事では、公式が発表している範囲の人物と関係だけを図と箇条書きに落としました。

※本記事は配信開始前の公式情報にもとづいて書いています。本編のネタバレは記載していません。

→ 1892年に実際に起きた事件のほうは Netflix『モンスター: リジー・ボーデンの物語』は実話?1892年ボーデン家殺人事件と無罪判決の記録 で整理しています。

目次

『モンスター: リジー・ボーデンの物語』相関図(図解)

セカンド・ストリートの家を真ん中に置いて、そこから外へ伸びる線を追うのが早道です。

主要人物
← 図を横にスクロールしてご覧ください →
        graph TD
            %% --- デザイン定義(見たログ専用) ---
            classDef main fill:#5a4474,stroke:none,color:#ffffff,font-weight:bold;
            classDef enemy fill:#ffffff,stroke:#9E2A2B,stroke-width:1.5px,color:#333;
            classDef sub fill:#ffffff,stroke:#d1d5db,stroke-width:1px,color:#555;
            classDef key fill:#ffffff,stroke:#1F8A9E,stroke-width:1.5px,color:#333;

            %% key判定根拠:ブリジット=主人公の相手役(記事「本作の軸」「リジーとの二人組が物語の軸」)かつ H3「リジーとブリジットの線がいちばん太い」の関係軸
            %% アンドリュー(H3「対立の相手は、人ではなく家」=人物を軸にしていない)とウォーノス(H3 は構成の説明で関係軸ではない)は判定が揺れるため sub
            %% A層(未視聴・配信前の公式情報のみ):結末・裏切り・関係の変化・犯人の断定を示すラベルは使わない。「被害者」は記事「相関図の要点」の史実表記に合わせる
            %% 人物・関係は記事(streaming/021-リジー・ボーデン 相関図.md)の記載のみ。Web 補完なし
            %% 公式で確認できない関係(ブリジットとアビー、モースとアンドリュー、ナンスとブリジット等)は線を引かない(記事の方針どおり)

            %% --- 構成の原則 ---
            %% リジーを中段に置き、上段=リジーに働きかける側(父・継母・叔父)/下段=リジー発(姉・メイド・友人)に二分する。
            %% ランク(段)の制御は矢印の向きだけで行い、`~~~` は使わない。
            %% アンドリュー→ブリジット(雇い主)は3段をまたぐ長い線になり幅 905px(本番表示76%)に広がったため引かず、
            %% 住み込みの雇用はリジー→ブリジットのラベル1行目に畳んだ(線は減らしても情報はラベルに保持する)
            %% 別の時代の2人(ウォーノス・バートリ)は別枠(subgraph)に置き、関係線は引かない(記事の方針:リジーとの直接の関係線を引かない)

            %% --- 人物 ---
            Lizzie("リジー・ボーデン
(エラ・ビーティ)"):::main Bridget("ブリジット・サリヴァン
(ヴィッキー・クリープス)"):::key Andrew("アンドリュー・ボーデン
(チャーリー・ハナム)"):::sub Abby("アビー・ボーデン
(レベッカ・ホール)"):::sub Morse("ジョン・モース
(ジョーイ・ポラーリ)"):::sub Emma("エマ・ボーデン
(ビリー・ロード)"):::sub Nance("ナンス・オニール
(ジェシカ・バーデン)"):::sub %% ===== 上段:リジーに働きかける側(矢印は上から下へリジーに入る) ===== Andrew ---|夫婦
アビーは後妻| Abby Andrew -->|父
1892年の事件の被害者| Lizzie Abby -->|継母
夫と同じく事件の被害者| Lizzie Morse -->|姉妹の母方の叔父
事件の前夜に泊まっている| Lizzie %% ===== 下段:リジー発(矢印はリジーから下へ出る) ===== Lizzie -->|姉
事件当日は家を離れていた| Emma Lizzie -->|住み込みの反骨のメイド
ともに幻想の世界へ逃避する| Bridget Lizzie -->|友人の舞台女優
ボーデン家の外側にいる| Nance %% ===== 別の時代(別枠・関係線は引かない) ===== subgraph Other["別の時代"] direction TB Wuornos("アイリーン・ウォーノス
(サラ・ポールソン)"):::sub Bathory("エリザベート・バートリ
(ヴィッキー・クリープス/二役)"):::sub end %% 枠の見た目:mermaid@10 の ELK は subgraph に style / classDef を適用しない(2026-09-11 実測:rect は subgraph-lvl-0 クラスのみで、色は ELK の既定)。 %% 点線化はテンプレの CSS・テーマ変更を伴うため、既定の見た目のまま置いている

相関図の要点(主要な人物関係)

ボーデン家

  • リジー・ボーデン ── アンドリュー・ボーデン:父と娘。アンドリューは1892年の事件の被害者
  • アンドリュー・ボーデン ── アビー・ボーデン:夫婦。アビーは後妻で、こちらも事件の被害者
  • リジー・ボーデン ── アビー・ボーデン:継母と継娘
  • リジー・ボーデン ── エマ・ボーデン:姉妹。エマが姉にあたる
  • リジー/エマ ── ジョン・モース:母方の叔父で、事件前夜はボーデン家に宿泊していた

雇用

  • ボーデン家 ── ブリジット・サリヴァン:住み込みのメイドとして雇われている
  • リジー・ボーデン ── ブリジット・サリヴァン:本作の軸。「抑圧された娘」と「反骨のメイド」として公式に紹介されている

友人

  • リジー・ボーデン ── ナンス・オニール:友人の舞台女優

別の時代(別枠)

  • アイリーン・ウォーノス:数十年後を舞台にした場面に登場。リジーの遺産から影響を受けた人物という位置づけ(Netflix 公式)
  • エリザベート・バートリ:ブリジット役のヴィッキー・クリープスさんが二役で演じる、16〜17世紀のハンガリー貴族

登場人物の詳細

リジー・ボーデン(エラ・ビーティ)

本作の主人公です。ボーデン家の末娘で、1892年に父と継母を斧で殺害した容疑で告発され、無罪になった実在の女性です。

相関図では、線がいちばん集まるのがこの人物になります。父アンドリューと継母アビー、姉エマ、母方の叔父ジョン・モース。家の中の関係が、すべてリジーを通ります。そこへ住み込みメイドのブリジット・サリヴァンと、友人の舞台女優ナンス・オニールが加わる形です。

Netflix のログラインは、リジーを「抑圧された娘」と紹介しています。反骨心あふれるメイドとともに、性と権力と復讐の幻想へ逃避する人物として置かれています。

演じるのはエラ・ビーティさん。2000年4月8日生まれで、両親は俳優のウォーレン・ベイティさんとアネット・ベニングさんです。2024年にはライアン・マーフィーさん製作の『Feud: Capote vs. The Swans』で、トルーマン・カポーティが娘のように目をかけたケリー・オシェイを演じました。同じ年にはブロードウェイの舞台『Appropriate』にも立ち、本作で主演を務めます。

アンドリュー・ボーデン(チャーリー・ハナム)

リジーとエマの父で、1892年の事件の被害者です。家具や棺桶の製造で財を成し、不動産開発と銀行役員へ手を広げた実業家でした。

関係で言えば、アビーの夫であり、メイドのブリジットの雇い主にあたります。一家の資産を持つ当主です。

演じるのはチャーリー・ハナムさん。1980年4月10日、イングランドのニューカッスル生まれです。『サンズ・オブ・アナーキー』のジャックス・テラー役や、映画『パシフィック・リム』の主演で知られています。前作『モンスター: エド・ゲインの物語』(2025年)ではエド・ゲインを演じており、続けて本シリーズに出演する形です。

アビー・ボーデン(レベッカ・ホール)

リジーの継母で、アンドリューの後妻です。旧姓はアビー・ダーフィー・グレイ。夫と同じく、事件の被害者になります。

リジー・エマ姉妹との関係は、血のつながらない母と娘という位置づけです。相関図でも、リジーとの間に継母と継娘の線を引いています。

演じるのはレベッカ・ホールさん。1982年5月3日、ロンドン生まれです。『プレステージ』(2006年)や『それでも恋するバルセロナ』(2008年)で知られ、後者ではゴールデングローブ賞にノミネートされています。2021年の Netflix 映画『PASSING -白い黒人-』では監督も務めました。

Filmarksの感想も、引用させていただきます。

母役に《プレステージ》《アウェイクニング》でゴシックが似合うレベッカ・ホール。珍しく悪役だが、何故そうなったのかをきちんとリジーが理解しているのもまた切ない。

(Filmarks・tearra58さんのレビューより)

ブリジット・"マギー"・サリヴァン(ヴィッキー・クリープス)

ボーデン家の住み込みメイドです。Netflix の公式紹介では「反骨のメイド」と表現されています。ボーデン家では「マギー」という名で呼ばれていました。

公式のログラインでは、リジーとともに幻想へ逃避する相手として「反骨のメイド」が挙げられています。リジーとの二人組が物語の軸になると見られます。制作陣は、ふたりの恋愛関係を描くと語っています。

演じるのはヴィッキー・クリープスさん。1983年10月4日、ルクセンブルク生まれです。『ファントム・スレッド』(2017年)や『エリザベート 1878』(2022年)で知られ、後者ではカンヌ国際映画祭「ある視点」部門の最優秀演技賞を受賞しています。本作では二役を務めます。

エマ・ボーデン(ビリー・ロード)

リジーの姉です。史実では9歳ほど年上にあたります。事件のあった日は家を離れ、フェアヘイヴンにいました。

姉妹の線は、相関図のなかでもとくに長く続くものです。史実のエマは無罪判決のあともリジーと同じ家で暮らし、決別するのは1905年になってからでした。

演じるのはビリー・ロードさん。1992年7月17日、ロサンゼルス生まれです。母は俳優のキャリー・フィッシャー。『アメリカン・ホラー・ストーリー』(2017年〜)や、『スター・ウォーズ』続三部作のコニックス中尉役で知られています。

ジョン・モース(ジョーイ・ポラーリ)

リジーとエマの母方の叔父です。亡くなった実母サラ・モースの兄弟にあたります。

相関図で覚えておきたいのは、この人が事件の前の晩、ボーデン家に泊まっていた点です。史実では、警察は一時期モースを容疑者と見ていました。家族でありながら、外から来た客でもあるんです。その二重性が、線の引き方に出る人物です。

演じるのはジョーイ・ポラーリさん。1994年4月9日生まれです。映画『Love, サイモン』(2018年)のライル役や、『モンスター: エド・ゲインの物語』(2025年)のアンソニー・パーキンス役で知られています。

ナンス・オニール(ジェシカ・バーデン)

舞台女優で、Netflix は「リジーの俳優の友人」と紹介しています。ボーデン家の外側にいる、数少ない人物のひとりです。

史実のナンス・オニールは、1904年にボストンでリジーと出会っています。事件の12年後です。ふたりの親密な友情は当時の噂を呼び、1905年に姉エマがリジーのもとを去るきっかけにもなりました。

演じるのはジェシカ・バーデンさん。1992年7月21日、イングランドのノースヨークシャー生まれです。『このサイテーな世界の終わり』(2017〜19年)のアリッサ役や、映画『ロブスター』(2015年)で知られています。

エリザベート・バートリ(ヴィッキー・クリープス)

ブリジット役のヴィッキー・クリープスさんが二役で演じる人物です。16〜17世紀のハンガリーに生きた貴族で、「血の伯爵夫人」と呼ばれてきました。史実では少女殺害の疑いをかけられ、幽閉されています。

製作総指揮のライアン・マーフィーさんは、本シーズンを「3人の偉大なモンスターがいる」作品だと話しています。その一人に数えられているのが、このバートリです。残る2人はリジーとウォーノスになります。時代も国も違う人物なので、相関図ではボーデン家とは別の枠に置きました。

アイリーン・ウォーノス(サラ・ポールソン)

フロリダで1989年から90年にかけて男性7人の命を奪った、実在の連続殺人犯です。死刑は2002年に執行されました。

Netflix は、この人物だけを取り上げた解説記事を用意しています。その記事によれば、ウォーノスは「リジー・ボーデンの物語の直接の一部ではない」人物です。出番は数十年後の時代を描いたパートで、そこで大きな役を担うとされています。リジーの遺産から影響を受けた存在として描く、というのが公式の説明です。

そのため相関図では、リジーとの直接の関係線を引いていません。1892年のボーデン家と、そこから数十年後。二つの層があると考えるほうが、本作の構造には近いはずです。

演じるのはサラ・ポールソンさん。1974年12月17日、フロリダ州タンパ生まれです。『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』(2016年)のマーシャ・クラーク役で、エミー賞を受賞しました。2024年には舞台『Appropriate』で、トニー賞の演劇主演女優賞を受けています。

公式が示している対立軸

未視聴なので、関係がどう転ぶかはまだ書けません。ここでは Netflix と制作陣が配信前に明かしている「関係の置き方」だけを整理しておきます。

対立の相手は、人ではなく家

英語のログラインには「屈辱と残酷さの上に建てられた家に閉じ込められた」という一節があります。

リジーを演じるエラ・ビーティさんも、このシーズンについて語っています。シリーズで初めて女性の「モンスター」を描き、女性の怒りと抑圧に深く切り込む内容だという説明です。いまの時代にも驚くほど切実に響く、とも話しています。

公式の言葉を並べると、対立軸はリジー対だれか一人ではなさそうです。リジー対「家と時代」に置かれているように見えます。家族の線を先に押さえておきたいのは、そのためです。

リジーとブリジットの線がいちばん太い

ふたりの関係について、脚本を担当したイアン・ブレナンさんは同性愛説の視点で踏み込むと語っています。発言の詳細と、この説の出どころは実話記事にまとめました。

ブリジット役のヴィッキー・クリープスさんも、Vanity Fair 誌のインタビューで役柄に触れています(Boston.com の記事より)。「時代を旅するメアリー・ポピンズとコートニー・ラヴの中間」という表現です。フェミニズム文学を読み、臆面のない人物としてリジーの生活に入ってくる。そういう造形だそうです。

雇い主の娘と使用人という関係が、そのまま物語の中心線に据えられているようです。相関図でこの2人を隣に置いているのは、そこに理由があります。

Filmarksの感想も、引用させていただきます。

夢想に耽っている変り者と町人からは思われているがブリジット/ヴィッキー・クリープスにだけ本当はどう思っているのかを吐露し…

(Filmarks・tearra58さんのレビューより)

時代をまたいで並ぶ3人の「モンスター」

ライアン・マーフィーさんは米ハリウッド・リポーターの取材で、本作を「女性 対 システムの幻想曲」と表現しています。「何が彼女たちにそうさせたのか」を追う番組だ、という言い方もしています。こうした人物を美化することには興味がない、とも語っていました。

その構えが、ウォーノスとバートリという別時代の2人を同じシーズンに入れる理由になっているようです。相関図を二層で描いたのも、この構成に合わせたためになります。

Filmarksの感想も、引用させていただきます。

エリザベートのシーンはなんか美しかった

3人の侍女?

なんかお耽美だった

(Filmarks・ルルさんのレビューより)

『モンスター: リジー・ボーデンの物語』はどこで見れる?(配信状況)

人物を頭に入れたところで、視聴の入口も押さえておきます。

📺 『モンスター: リジー・ボーデンの物語』は Netflix で独占配信(2026年9月時点)

配信サービス配信状況
Netflix2026年9月17日から全8話を一挙配信(世界独占)
その他の配信サービスNetflix オリジナル作品のため配信なし

本作は、実録犯罪を題材にしたアンソロジー・シリーズ『モンスター』の4作目です。『ダーマー』『モンスターズ: メネンデス兄弟の物語』『モンスター: エド・ゲインの物語』に続く作品で、女性が主人公になるのはシリーズで今回が初めてです。

シリーズの製作総指揮はライアン・マーフィーさんとイアン・ブレナンさん。本シーズンは、全8話の脚本をブレナンさんが単独で担当しています。監督はマックス・ウィンクラーさん(第1・2・3・5・7・8話)とサラ・アディナ・スミスさん(第4・6話)の分担です。

※本ページの情報は2026年9月時点のものです。最新の配信状況は Netflix の作品ページでご確認ください。

まとめ

『モンスター: リジー・ボーデンの物語』の人物関係は、二層で眺めると整理できます。1892年のボーデン家と、そこから数十年後の別の時代です。

1892年の層は、セカンド・ストリートの家に集まります。父アンドリューと継母アビー、姉エマ、母方の叔父ジョン・モース。そこへ住み込みメイドのブリジット・サリヴァンが入り、リジーとの二人組が物語の軸になると公式は示しています。家の外側にいるのが、友人の舞台女優ナンス・オニールです。

もう一つの層に置かれるのが、サラ・ポールソンさん演じるアイリーン・ウォーノスと、ヴィッキー・クリープスさんが二役で演じるエリザベート・バートリ。公式の見解では、ウォーノスは「リジーの物語の直接の一部ではない」存在です。役名と立場をセットで覚えてから見ると、人物の関係がぐっと追いやすくなるはずです。

1892年に実際に起きた事件のほう(捜査・逮捕・裁判・無罪判決)と、ドラマの登場人物が史実の誰にあたるのかの対応表は、実話記事にまとめています。

関連記事:

公式:Netflix『モンスター: リジー・ボーデンの物語』

よかったらシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!
目次