DMM TV『外道の歌』原作との違い|『善悪の屑』から続く原作全20巻との関係

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ドラマ『外道の歌』を観たあとに原作を探すと、少し戸惑うかもしれません。書店に並んでいるのは『外道の歌』だけではなく、その前に『善悪の屑』という作品があるからです。

実はドラマ版は、この2作をまとめて土台にしています。タイトルは第2部から取っているのに、中身は第1部から続いている。この構造を知っているだけで、原作の追い方がかなり楽になるはずです。

この記事では、原作2作とドラマ版の関係、そして公式に確認できる範囲での違いを整理しました。原作の巻数や連載の経緯、実写化の方針、原作者・渡邊ダイスケさんの反応まで押さえていきます。

→ 作品の全体像は DMM TV『外道の歌』とは?あらすじ・配信情報・相関図まとめ をご覧ください。

目次

原作は『善悪の屑』と『外道の歌』の二部構成

原作は渡邊ダイスケさんの漫画で、少年画報社の「ヤングキング」に連載されました。ポイントは、ひと続きの物語が2つのタイトルに分かれていることです。

項目『善悪の屑』『外道の歌』
掲載誌ヤングキング(少年画報社)ヤングキング(少年画報社)
連載期間2014年10号〜2016年7号2016年8号〜2023年5号
巻数全5巻全15巻
位置づけ第1部『善悪の屑』の続編(第2部)

第1部が全5巻、第2部が全15巻。あわせて全20巻です。連載期間で見ると2014年から2023年までなので、9年近く続いたシリーズになります。

面白いのは、第2部のほうが3倍長いところなんですよね。『善悪の屑』で始まった復讐屋の物語が、『外道の歌』で本格的に広がっていったことが巻数から読み取れます。

ムラサキ

原作大好き勢にもおススメ。
ただ、3次元のグロはキツイ。

ドラマ版は2作のエピソードを織り交ぜて作られている

実写化が発表されたのは2024年5月23日です。このときのリリースで、ドラマ版が「『善悪の屑』『外道の歌』のエピソードを織り交ぜて作られており、シリーズ化を視野に入れた一大プロジェクト」であることが明らかにされました。

つまり、第2部だけを映像化したわけではありません。タイトルは『外道の歌』ですが、中身は第1部と第2部の両方から素材を取っているということです。原作を最初から読もうとして『外道の歌』1巻を手に取ると、ドラマで観たエピソードが見つからない場合があります。そういうときは『善悪の屑』を確認してみてください。

「シリーズ化を視野に入れた」という部分も、いま振り返ると重みがあります。実際に SEASON1 は2024年12月にスタートし、SEASON2 は2026年4月に続きました。発表時点の構想どおりに、シリーズとして育ったことになります。

全20巻に対して、ドラマは全12話

原作とドラマ版の分量を並べると、こうなります。

  • 原作:『善悪の屑』全5巻 +『外道の歌』全15巻 = 全20巻
  • ドラマ版:SEASON1 全6話 + SEASON2 全6話 = 全12話

20巻分の物語を12話に収めているわけではなく、そこから選んで再構成している、と考えるのが自然です。原作読者から見れば「あの話が入っていない」という感想になりますし、ドラマから入った人にとっては「まだ読んでいない事件が大量に残っている」ということでもあります。

どちらの入り方でも損をしない関係になっているのは、ありがたいところです。

「朝食会」の描かれ方

原作とドラマ版の両方に出てくる組織が「朝食会」です。ここは対応関係がわかりやすいので、押さえておくと理解が進みます。

原作の朝食会は、犯罪被害者の復讐を支援する組織とされています。特徴は、被害者やその遺族自身に復讐を実行させることを信条にしている点です。カモとトラが依頼を受けて代行するのとは、やり方が違います。

ドラマ版の公式サイトでも、朝食会は「復讐の支援をする団体」と説明されています。ただし追加キャストの発表時には、復讐屋のライバル組織という打ち出し方がされました。同じ目的を持ちながら、方法論が異なる相手として登場します。

馬場ふみかさんが演じる榎加世子の肩書きは、ドラマ版の公式紹介では「東京支部b支部長」とされています。原作でも朝食会の東京支部長にあたる人物なので、ここは設定がそのまま引き継がれています。

監督が語った「復讐するのも外道」

実写化にあたって、白石晃士監督は次のようにコメントしています。

罪を犯すのも外道、復讐するのも外道。『外道の歌』は弱者からの依頼を受ける復讐屋の物語です。演じるのはなんと、窪塚洋介さんと亀梨和也さん。窪塚さんの魔神の如き迫力と、亀梨さんの繊細で力強い輝きによって、奇跡のような最凶バディのドラマが誕生します。この世の残虐な不条理に、善悪を超えた怒りをぶつけるふたりの活躍を、どうぞご期待ください。

「復讐するのも外道」という一文が、タイトルの意味を説明してくれています。裁かれる側だけが外道なのではない、という視点です。原作第1部のタイトル『善悪の屑』も同じ方向を向いています。善と悪、どちらの側にも屑がいる。2つのタイトルは、実は同じことを言っているのかもしれません。

原作者・渡邊ダイスケの反応

実写化の発表時、渡邊ダイスケさんはこうコメントしています。

素晴らしいスタッフ、キャストの皆さんの手によって新たに命を吹き込んで頂き原作者として、とても嬉しく思います。窪塚さんと亀梨さんのカモとトラに会えるのが今から楽しみです。

さらに SEASON2 の配信期間中は、公式X(@daisukoi)に感想を投稿しています。第4話の配信日には「ストーリー、テンポ、演出、キャラ 全てが最高です!」、第5話では「とんでもなく面白いです!」と書き込んでいます。

原作者がここまで公に反応している実写化は、そう多くありません。原作を大きく踏み外した改変が行われていれば、こうはならないはずです。原作読者が身構えずに観られる材料のひとつだと思います。

まとめ

『外道の歌』の原作とドラマ版の関係は、原作が2作・全20巻、ドラマがそこから再構成した全12話という形で整理できます。

原作は『善悪の屑』全5巻(2014年〜2016年)から始まり、『外道の歌』全15巻(2016年〜2023年)へ続く二部構成。ドラマ版は公式に「両作のエピソードを織り交ぜて作られている」と説明されています。タイトルが第2部から取られているぶん、原作を追うときは第1部の存在を忘れないようにしたいところです。

朝食会のように、原作の設定がドラマにも引き継がれている要素もあります。原作者の渡邊ダイスケさんが配信に合わせて好意的な感想を投稿しているのも、ドラマから入った人には心強い材料になるはずです。原作全20巻は完結済みなので、ドラマを観てから一気に読み進められます。

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公式サイト:https://info.tv.dmm.com/original/gedounouta/season2/

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